東京医科歯科大医学生が作る 「待ち時間有効活用『Pont』」ブログ始動!
大学病院をより良くしたい!の気持ちから始まったプロジェクト
はじめまして!私たちのブログに訪れてくださり、ありがとうございます。
私たちは、フリーマガジン『Pont』の編集委員会です。そして、東京医科歯科大学 医学部医学科に通う学生でもあります。
「将来医師になる学生が、なぜ雑誌の編集を?」と思われた方もいるのではないでしょうか?
2017年の春に、利用するすべての人にとって医学部附属病院をより良いものに
するべく、学生がアイデアを持ち寄って検討するワークショップが開かれました。
病院をより良いものにするためには、病院を利用している方に質問するしかない!
そう思った当時3年生のある有志で、事前に先生の協力のもとで患者さんにアンケートを実施させていただいたところ、「待ち時間が長い!」という声が最も多く寄せられました。
「病院の待ち時間は長くて退屈」の現状を変えたい!
ワークショップを終えて、意気投合した私たちメンバーは、長くて退屈な病院での待ち時間を、より有意義なものへと変えるために、プロジェクトを開始しました。
調べていくと、病院では患者さんをできるだけお待たせしないように、様々な工夫をこらしていることがわかりました。しかし、患者さん一人ひとりと向き合う時間を大切にしつつ、質の高い医療をお届けするためには、ある程度の待ち時間が生まれてしまうのも現状です。
そこで私たちは、患者さんの診察や検査までの不安な気持ちを少しでも解消し、ポジティブでリラックスした有意義な時間を過ごしていただくイノベーションを生み出すべく、たくさんの話し合いと取材を重ねました。
その結果、新幹線の座席に置かれたフリーマガジンをヒントにして、医科歯科大病院でも同じようなものを創ることができるかもしれない!と考えました。
学生が作る待ち時間有効活用マガジン『Pont』(ポン)
このような経緯で生まれた「待ち時間有効活用マガジン『Pont』」は、患者さん
と医療従事者をつなぐ、医学生が等身大の目線で病院内外のお役立ち情報をお届けする、これまでに無かった新しいタイプの雑誌です。
雑誌名『Pont』(ポン)にはフランス語で橋の意味があり、患者さんと病院の心の架け橋となること、御茶ノ水橋や聖橋などの名所がある病院周辺地域の魅力も合わせてお届けるすること、そして覚えやすい名前で皆さまに親しんでいただけること、を目標としています。
『Pont』はプロトタイプとなる創刊準備号を発行し、実際に数百部以上を患者さん、付添われた方々に配布しました。同時に実施させていただいたアンケートでも、たくさんの応援のお言葉をいただくことができました。
しかし、継続して発行していくためには、さらなる皆さまからのお声が必要となります。
そこで、まずはブログの形で、取材した記事の一部を先行配信し、多くの方々に活動のコンセプトを知っていただきたいと考えました。
これから毎週火曜日に記事の更新を予定しておりますので、ぜひご覧ください!
『Pont』編集委員会メンバー紹介
最後に、私たち『Pont』編集委員会メンバーの紹介をさせていただきます!
現在の編集部メンバーは総勢6人で、全員が東京医科歯科大学の医学部4年生です。医学の道を志して勉学に勤しみつつ、患者さんの病院で過ごす時間を有意義なものにする雑誌づくりも手掛けています。
今回は、メンバーそれぞれに医師を志した理由について聞いてみました!
- グランマ:治療という行為と、それを行う医師という職業に純粋な憧れを抱いていたためです。幼少期は薬そのものに興味がありましたが、成長していくにつれて『癒す』という行為に興味と憧れが移っていきました。
- ふじた:元々、生物そのものや生態系、環境に興味があって、それらのトピックに正面から向かい合うのではなく、違った切り口からアプローチしてみたいと思い医学を選びました。
- ラパス:心や身体の病で苦しむ人を助けられる職業に就きたいと考えたからです。将来は病室の外での患者さんの生活まで想像できるようなコミュニケーションを取りたいです。
- Akira:人の生活に直接的に関わりを持つという点で責任は大きいですが、それにより時には命を救うこともできるというところに憧れました。
- Edgar:人々や社会にとって有益な職業に就きたいと思い、また科目の中では生物学が最も好きだったので、医師を目指すことにしました。
『Pont』編集委員会では、ご意見・ご感想・ご質問をいつでもお待ちしています!
【pontponthappy@gmail.com】 まで、お気軽にお聞かせください。