感染防御 応用編
こんにちは!
グランマと申します。この記事が初めての執筆となりますが、どうぞよろしくお願いします。
今回は、感染防御の応用編。
病院の感染防御対策について説明していこうと思います!
そもそも、病院感染対策はなぜ必要なんでしょうか?
当たり前のことを聞くな、と思うかもしれませんが、
患者を感染させない・自分が感染しない・患者間の感染を媒介しない
という3つの視点が重要なのです。
では、具体的にどのようなことをしているのでしょうか?
すべての医療現場で、すべての人に適用される予防策のことを
「標準予防策」といいます。
標準予防策として行っているのは、主に以下の2つです。
(1)手指消毒
すべての人の血液、体液、汗を除く分泌物、排泄物、粘膜、損傷した皮膚を感染の可能性のあるものとして取り扱うようにしている
様々なタイミングで手指衛生(手指の消毒)を行っている
①入室前・診察前など、患者に触れる前(全ての病室の前にアルコール消毒あり)
②点滴を入れる前など手袋を着用する直前
③血液や体液に触れた後
④患者周辺の環境(ベッドの柵など)に触れた後
⑤退室後・診察後など患者に触れた後
(2)マスク
感染症の種類によって、治療する際にサージカルマスク(通常のマスク)とN95微粒子マスク(特殊なマスク)を使いわけている。
インフルエンザなど粒子の大きい飛沫によって感染するような病原体はサージカルマスクで感染対策をするが、結核など粒子が小さい飛沫核によって感染する病原体に対してはN95マスクを用いて感染対策をしている。
※N95マスク:平均0.3μmの大きさの粒子を95%以上ブロックする
サージカルマスク:平均2.9μmの大きさの粒子を97.6%ブロックする
さて、病院で行われている感染防御について、ご理解いただけたでしょうか?
病院ってなんだかすごく専門的なことをやっていそうですが、実は感染防御の本質は
基礎編と変わらす、「手指衛生」や「マスク」だったりするんですね。
そういった基本的なことを、病院にいるすべての職員が徹底していくことが大切なのです。
みなさんもご家庭でかぜやインフルエンザを予防する際、家族全員で協力して取り組んでみてくださいね。
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