医学生の平凡な日常 ~部活・バイト編~

こんにちは! Edgarです!!! 更新が少し遅れてしまい申し訳ございませんでしたm(__)m

 

さて、このシリーズは3回目~部活・バイト編~となります! 医科歯科は学生数が1学年300人にも満たないのに、部活・同好会の数は50以上あり、意外と課外活動が盛んなんです! また、部活や旅行、友達とご飯に行ったり遊んだり… と、大学生活はお金がかかるもの。医科歯科の医学生はどのようなバイトをしてお金を稼いでいるのでしょうか?

 

 

 《部活》

 

Edgarが勝手に分類するとすれば、医科歯科の部活は大きく「運動系」「文化系」「勉強系」の3つに分けることができます。まあどこも大体そんな感じだと思います。

 

「運動系」

ボート、躰道、柔道、剣道、弓道、硬式テニス、ソフトテニス、野球、卓球、ラグビー、男子バスケ、女子バスケ、サッカー、男子バレー、女子バレー、スキー、水泳、ワンゲル(山岳)、バドミントン、ハンドボール、ゴルフ、陸上、スキューバ、アメフト、フットサル、ダンス、ヨット など…

 

ほぼ全ての運動部にとって最も重要な大会、それは東医体です。東日本医科学生総合体育大会の略で、東日本の医学部36校が参加して行われる大規模な大会です!

 

東医体の運営は各大学の持ち回りで行われ、その大学は「主管校」と呼ばれています。なので、今年は福島、来年は北海道…というように、行われる場所が変わっていきます(硬式テニスなど一部の競技については、毎年場所が固定されています)。スキーなど一部を除き東医体は夏に行われますが、この期間には授業や実習を入れないよう、大学側が配慮してくれることが多いようです。

 

なぜ医学部だけの大会があるのか。その理由は大きく2つあります。

一つは、他学部の部活と同じ土俵では戦えないから。他学部であれば「全休」「空きコマ」といった時間に練習をすることが出来るかもしれませんが、毎日1限、実習が週○日…という医学部の過酷なスケジュールの中で、練習時間を捻出するのは難しいのです…

もう一つは、医学生同士の交流を深めるため。医者の世界は、タテの繋がり、ヨコの繋がりがものを言う部分もかなり多いです。そんな中で、他大学の学生と交流できる東医体の機会は、ひょっとしたら将来のキャリアにも関わるような大切な出会いの場にもなるのです。

 

とはいえ、他学部も参加する大会で成績を残す部活もあります。医科歯科では、過去にオリンピック選手も輩出したボート部が、全国規模の強豪として知られているんですよ。

 

…かくいう私、実は文化部で東医体などに参加したことがございません! 夏休み明け、友人の遠征話を聞くのを毎年楽しみにしておりますが、今年は研究室期間、みんなに会いづらいのであまり話は聞けなさそうです(´;ω;`)

 

「文化系」

お茶管(オーケストラ)、コーラス、美術、写真、茶道、演劇、MJD(軽音)、ジャズ研、SSIA(国際交流サークル)、ピアノの会、アカペラ、棋道、競技かるた など…

 

運動系に比べれば種類は少なくなってしまいますが、それでも皆の興味をカバーするには十分な数があるのではないでしょうか。

 

特にクラシックからジャズ、ポップスなど、音楽系の充実具合は目を引くものがあります。中でもお茶管は、お茶の水女子大などと合同で活動しているためかなりの数の部員が所属しています。

 

Super Global Universityに認定されている我らがTokyo Medical and Dental University(TMDU)には、多くの外国人・留学生が所属しています。そんな彼らと交流をはかっているのがSSIA。留学生のお世話や観光案内などもしているようです。

 

「勉強系」

TESSO(救急医療)、iPag(プライマリケア)、精神医学研究会 など…

 

単に遊んでばかりいたり授業の勉強だけしたりするのではなく、医学に自主的に触れにいこうとする意欲ある学生の集まり。と書くとスゴそうでちょっと近寄りがたい人たちなんじゃないかと思われがちですが、全然そんなことはなく、気軽に楽しみながら勉強している人が多いようです。各団体とも熱心にワークショップや勉強会を開催していて、学年ラインにはお知らせがよく流れてきます。

 

私の印象では、このような学内の勉強会だけではなく、他医学部、他学部、他業種の人たちと連携した、外部の勉強会に所属している人も多い気がします。そういう人たちは本当に意識が高い。よく両立できるなと思うし、かなり尊敬しています。

 

 

《バイト》

 

続いては医学生のバイト事情! こちらは実際のアンケートを基に紹介していきます。

 

○教える系

医学部に合格した頭脳を活かして、高時給の家庭教師・塾講師をやる人が多いようです。

家庭教師の時給は、個人契約であればかなり高い。私の感覚では3~4千円はザラで、5~6千円になると「いいなぁ~」という感じ。今まで聞いた中では1万円が最高でした(;´・ω・)

塾講師は大きく集団と個別に分かれますが、どちらかというと、医学部受験生に特化した塾で個別指導をする人が多い気がします。こちらも2~3千円の時給が見込めておいしいですね。また教師ではなく、チューター業務(受験生の相談に乗る)をやる人も結構います。

頻度は週2回程度の人が多いですが、中には週5回という強者も。

 

○採点・添削系

模試や医系塾の採点・添削バイトも、医学生の中では典型的。塾講師だとスーツなど服装の指定がある場合があり、そういうのが面倒くさいと感じる人に人気です。採点する時間や場所は自由なことが多いので、授業の合間(や授業中…)に片付けている人が多いです。

報酬は、時給というよりも何枚採点したかで決められることが多いようです。

 

○出版社での校正作業

世の中にあふれる医学書の校正を、医学生が手伝うというバイトです。結構珍しい部類に入るのではないでしょうか? 

医科歯科生がたくさん働いているのは、表参道にあるMedic Media社。医学の入門として医学生の中ではバイブル視される『病気がみえる』シリーズの出版社です。

時給はやはり高め(正確な額は分かりませんが…)、頻度は人によってまちまちで、月5~10回ほどという人が多いようです。

 

○飲食店の店員

ごくごく一般的なやつですね。

 

その他に、海外経験がある人から翻訳・通訳業務に携わっているという回答もありました。

 

 

今回は医学生の部活・バイト事情についてでした! それではまた!

 

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